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EurekAlert!ファクトシート

Scienceとは?

問合せ先: Natasha Pinol
電話: +1-202-326-7088
メール: npinol@aaas.org

1年前、10年前、あるいは100年前のニュース見出しを振り返ってみると、世界の主要な科学記事の多くが、Science(サイエンス誌)において最初に発表されたことがわかります。ゲノム研究、AIDSとヒト免疫不全ウイルスとの関連性の発見、大気圏外からの衝撃により恐竜が絶滅したことを示す論文など、歴史的に貴重な発見が紹介されています。
厳格な審査制度により、Scienceは新しい科学情報を提供する情報源として、高い評価と信頼を獲得しています。

Scienceの注目すべき研究

1880年、Thomas A. Edisonにより創刊されたScienceは、 1900年以降、米国科学振興協会(AAAS)の公式刊行物となりました。初期には、無線通信、新規化学元素、ライト兄弟による飛行実験の報告など、さま ざまな自然科学研究を扱うジャーナルとして知られ、メンデルの遺伝の法則を示す発見など、重要かつ画期的な生物学的発見も本誌に発表されました。
今日、Scienceは世界最大の発行部数を誇り、購読者数はオンライン版と印刷版を合わせて総計約100万人に のぼります。審査制度を有し、あらゆる科学分野を扱う科学ジャーナルとして、トップクラスの科学研究を継続して発表しています。最近では、以下をはじめと する発見が報告されています。

  • 太陽観測衛星「ひので」、金星探査機「ビーナス・エクスプレス」、木星へのスイングバイを行った冥王星探査機「ニューホライズンズ」、火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター」によって、太陽系に関する新たな情報がもたらされた。
  • 量子スピンホール効果(外部電場に曝された特定の物質中を流れるときに電子がみせる奇妙な挙動)が立証された。この現象の解明は、新しい低出力「スピントロニクス」計算装置の誕生へとつながるであろう。
  • 数千人のDNA比較から、心疾患ならびに2型糖尿病のリスクを高める遺伝子が特定された。
  • ヒト線維芽細胞を再プログラムし、胚性幹細胞を作成する技術をはじめ、疾患モデルならびに薬剤を開発するための新たな方法が発見された。
  • 海洋および大気の実際の状態に関する情報を組み込むことで、この地球規模での気候モデルの予測能力が向上した。少なくとも2009年以降の半数以上の年が、記録上最も温暖な年であった1998年より暖かくなると予測される。

Scienceに関するデータ

  • Scienceは編集上独立した、あらゆる科学分野を扱う週刊ジャーナルです。インパクトファクターを取り扱うInstitute for Scientific Information(ISI)によると、Scienceに掲載される研究論文は、常に世界中で最も多く引用されています。
  • 2007年には12,500報を超える研究論文がScienceに提出され、そのうち約7%が受理されました。
  • 100名を超える世界の一流科学者で構成される同誌の編集委員会が、論文の科学的意義と信頼性を審査します。提出された論文のうち約4分の1がピアレビューの対象となります。
  • Scienceの題材に生物科学と物理科学が占める割合は、それぞれ約60%と約40%ですが、これら2つの分野にわたる学際的研究に関する発表が増加しています。
  • Scienceに掲載される研究論文のうち、米国外の筆頭著者を擁する論文の割合はおよそ35~40%です。
  • Scienceは現在、米国ワシントンD.C.、英国ケンブリッジなどに、博士号を有する編集者26名を含む120名の編集・制作スタッフを擁しています。

Science Online

1995年、Scienceは独自のサービスを統合したScience Online(www.scienceonline.org)を導入し、以降、オンラインでの科学出版をリードしています。

Science Magazine:
旗艦誌であるScienceのウェブサイト(www.scienceonline.org)では、Scienceのニュース記事、研究論文、および論評記事がフルテキストで掲載されているほか、追加情報、ポッドキャスト、マルチメディア機能、リンクおよび充実したリサーチツールを備えています。バックナンバーアーカイブであるScience Classicでは、Scienceサイト上で1880年7月の創刊号にまでさかのぼって簡単に検索することができます。

Science NOW:
受賞歴のあるScienceのニュースチームが発行するデイリーニュース。news.sciencemag.orgでは無料でニュースを配信しています。

Science Express:
投稿がアクセプトされた論文を、雑誌の印刷の前にオンラインで紹介するサービス。www.sciencexpress.orgでは最先端の論文がご覧いただけます。

Science Signaling,:
Science Signalinghttp://stke.sciencemag.org) では、細胞が化学信号を通じて「伝え合う」仕組みに 焦点を当てています。毎週オンライン出版され(年間51号)、細胞シグナリング研究の初心者から専門家にとって、細胞制御プロセスに関する情報の検索、整 理、活用に有用なオンラインリソースならびに情報管理ツールです。当サイトは、独自のReviews、Perspectives、Protocols、 Connection Mapsで構成され、充実したオンラインコミュニティ機能とネットワーキング機能を備え、Medlineのインデックスにも掲載されています。

キャリア情報:
ScienceCareers.orgウェブサイトは、現在、科学者、教師、学生、キャリアカウンセラーならびに 一般の人が自由に利用できる最も包括的なオンライン求人情報源です。このサイトにはMinority Scientists Networkや資金提供プログラムのGrantsNetをはじめ、様々なキャリアステージにある利用者が活用できるニュース、プロフィールやアドバイス を掲載しています。ScienceCareers.orgでは、検索可能な求人リストデータベース、履歴書・経歴書データベース、会議スケジュール、雇用者プロフィール、オンラインキャリアワークショップなどの情報を入手できます。

Scienceウェブサイトは非営利団体である米国科学振興協会(AAAS)が運営しています。

 


Scienceのリーダーシップ

 2008年3月1日、Donald Kennedyに代わり、Bruce Albertsが、1880年のScience創 刊から数えて第18代目の編集長に就任します。カリフォルニア大学サンフランシスコ校(UCSF)で生化学および生物物理学の教授として教鞭をとる Alberts博士は、米国学術研究会議会長を歴任し(1993~2005年)、現在、米国科学アカデミー名誉会長を務めています。

米国食品医薬品局(FDA)局長を歴任し、現在、スタンフォード大学の名誉学長を務めるKennedy博士が編集長に就任したのは2000年6月1日でし た。Kennedy博士は、環境に関する実践と制度の改善に自然科学や社会科学がどのように役立つのかに焦点をあててきました。1965年、ハーバード大 学で博士号を取得したAlberts博士は、生化学ならびに分子生物学分野での研究、特に染色体の複製を可能にする蛋白質複合体に関する幅広い研究で知ら れています。1966年より10年にわたりプリンストン大学で教鞭をとった後、USCFに移りました。Alberts博士は長きにわたり科学教育の向上に 尽力し、精力的に教育問題に取り組んでいます。